ECM-672(写真下)はオールマイティに使え、最近はナレーション収録にも使用しています。
生産終了品ですが、以前は5万円そこそこで販売されていた物です。
一方、ECM-XM1(写真上)はカメラZ5Jに付属するマイクで、単品で1万円弱で販売されています。
Z5Jで収録したものを聞いていた限りでは、ECM-XM1でもそこそことれるものだなと感じていたので、比較してみました。
まず、USBオーディオインターフェースのチャンネル1に672を、チャンネル2にXM1を接続し、無声状態でのノイズレベルが同じになるように調節。(とはいえ目視なのでさほど正確ではありません)


その状態で、サンプル文を収録するとXM1の方が若干レベルが低くめ。

しかし、試しに時計のアラームを収録してみると逆の結果に。

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周波数により、感度が違うと理解すればよいのでしょうか・・・。
勉強が必要なようです。
ところで、音質には随分違いがありました。
聴き比べるため、サンプル文の収録音を672とXM1に分離し、XM1のレベルを若干上げて、それぞれがほぼ同じレベルになるように調節。

その結果、672の方が柔らかいというか、カサついていないというか、ナレーションとしては私には672の方が良く聞こえます。
波形で見ると同じようなのに随分違って聞こえるものだと少々驚きました。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
ECM-672
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
ECM-XM1
(引用/星新一「アリとキリギリス」)
この比較から、少なくともナレーション収録にはECM-672を使おうと考えています。
これが価格なりという事なのかどうかは、私の今の技量では分かりません。
ただ、マイクの世界は奥が深いと再認識するとともに、もっと色々なマイクを使ってみたくなりました。